FX基礎編

FXの売買動向を把握してトレードに活かそう!!

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【はじめに】
皆さんのなかには、FXトレードをしていて、自分の相場観や相場の方向性の読みに関して、本当に当たっているだろうかと疑問や不安を抱いたことのある人がいるかと思います。
そこで今回は、他のトレーダーの売買動向を知る手がかりとなる指標やデータなどをご紹介していきます。

売買動向を知る者はトレードを制する?

FXの売買動向を知る1つ目の手掛かりは、「シカゴIMM通貨先物ポジション」です。こちらは、アメリカのシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)で取引されている通貨先物のポジションのことを指します。ちなみにシカゴ・マーカンタイル取引所は先物の取引所として有名です。またIMMとは、International Monetary Marketの略で、国際通貨市場のことです。

一般的にシカゴIMM通貨先物ポジションは、「Non-Commercial(投機筋)」の買いもしくは売りの枚数が重要となります。これは、大きな資金を動かすヘッジファンドや銀行などの投機的なポジションを示しており、大幅な買いが溜まっていれば今後相場が下落する可能性が、逆に売りが大きく溜まっていれば相場が上昇する可能性が高まっていると判断することができます。

そのためFXの世界では、このシカゴIMM通貨先物ポジションをチェックして、足元の相場が買いもしくは売りのどちらに傾いているかを確認することで、相場の方向性を見極める1つの手掛かりとしている投資家がいらっしゃいます。そして、このデータはFX会社や証券会社などが直近のものを公表していますので、ぜひFXトレードに活用してみて下さい。

ただし、このデータを利用するうえで注意が必要なことは、シカゴ・マーカンタイル取引所が金曜日の取引終了後に火曜日時点の数値を公表するため、情報の遅効性を考慮する必要があります。

売買動向を知る手がかりの2つ目が、外為どっとコムの外為情報ナビからツール「外為注文情報」が挙げられます。

この「外為注文情報」は、外為どっとコムの外貨ネクストネオで取引をしている顧客の指値やストップ注文の状況を確認できるツールです。データは10分おきに再集計され、その約5分後に表示される仕組みとなっています。

これにより、個人投資家の買いと売りオーダーがどこの水準に多く溜まっているかなどを伺い知ることができます。なお、こちらは外為どっとコムの口座を開設すれば、無料で見ることのできるツールです。

最後となりますが、これまでFXの売買動向を知る手がかりを2つご紹介しました。ただし相場の世界には絶対はありません。これらのデータはあくまで参考程度にして、最終的には自分自身で根拠を持たせながら投資判断を下していきましょう。

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